不安なあなたへ・・・占い師 柳瀬更織の心の道しるべ

職場の悩み「仕事をさぼる同僚、注意すべきか悩みます。」

こんにちは。SUN&MOON 柳瀬更織です。
今回は、40代派遣の方から、こんなご相談をいただきました。
「食品メーカーへ派遣で事務の仕事をしています。同じく派遣で来ている同僚がいるのですが、仕事をちょこちょこサボるのが気になります。トイレへ行ったら15分以上戻ってこなかったり、お昼の休憩時間も1時間と決まっていますが、1時間半ぐらいいなかったりします。彼女が不在中の電話はすべて私が対応し、私の仕事が増えてしまうこともあります。それなのに、残業を1時間したりしていて、時給で働いている身からすると、何だか不平等に感じるので、注意すべきでしょうか。(40代/派遣)」
 
同僚の行動が影響して、あなたの仕事が増えてしまうのは、肉体的にも精神的にも負担ですね。
出来高制ならまだしも、同じ時給であるなら不平等に感じるのは当然です。
 
では…同僚の行動を注意すべきでしょうか?
 
答えは「NO」です。
 
確かに、トイレから15分以上戻ってこない、休憩時間を規定より30分もオーバーするなど、相手の行動は、客観的に見て「サボリ癖」があるように見えますよね。
しかし、相手には何かしら理由があるのかもしれません。
もし、単純に「やる気が出ない」という理由だったとしても「何故、やる気が出ないのか?」は、本人に確かめてみない限りは分からないのです。
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ここで、ひとつ参考になるお話しを。
 
以前、会社で上司の立場である方から「部下が仕事の電話を取らないので困っている、注意しても直らない」と、ご相談がありました。
仕事場の電話が鳴ると、部下は急に席を外したり、他の書類を出してきて忙しそうに振る舞うなどして、絶対に受話器を取らないのだそうです。
 
部下に注意をするのではなく、「どうして電話を取らないのか?何か理由があるなら教えてほしい。」と理由を尋ねてみるようアドバイスを差し上げましたところ、意外な答えが返ってきたそうです。
 
「電話恐怖症なんです」と。
 
聞き取りに集中すると、手が動かない。手を動かそうとすると、正確な聞き取りが出来ない。
聞いた内容を覚えて後からメモをしようとしても、受話器を置いたとたんに内容を忘れてしまう。
電話で受け答えをしながら、要点をメモする…単純な作業に思えますが、その人にとっては、とても難しく複雑な作業でした。
そのうちに、電話が鳴ると頭の中がパニックになり、身体が緊張するようになって、電話恐怖症になってしまったのです。
 
部下は、そういう自分に悩み、プライベートで密かに知能検査を受けていました。
結果は「ワーキングメモリーの能力が低い」というものでした。
※ワーキングメモリーとは、作業記憶や作動記憶のこと
これは脳機能の問題であり、本人の努力だけで改善するのは並大抵のことではありません。
学生時代は、先生の話を聞きながら黒板に書かれた文字をノートに板書するのも大変だったのだそうです。
 
電話恐怖症であるなら、そのように報告をしてくれれば良いのに…と、上司は思いましたが、部下本人からしてみると「仕事が出来ない人間だと思われて会社をクビになるかもしれない」と恐れて、報告が出来なかったそうです。
 
 
人は、いろいろな事情を抱えてるものなのですね…。
今回、相手の行動に対して注意することを「NO」としたのは、「サボリ」であると断定できないからです。
どんな事情が潜んでいるのか分からないまま注意をするのは、意図せずして相手を追い込むことになりかねません。
 
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でも、このままでは仕事だけでなく、あなたの精神的負担は大きくなるばかりですね。
注意をする以外の方法で、様々なアプローチをしてみましょう。
 
①精神的な事情、身体的な事情、環境的な事情…あらゆる側面から相手のことを捉える。
「サボっている」と捉えると、あなたの心はザワつきます。
しかし「相手には何か事情があるのかもしれない」と捉えてみると、あなたの心の視野は広がり、おおらかな気持ちを持つ事が出来るでしょう。
自分の気持ちが良い方向で変化すると、自然に相手も良い方向へ変化していく場合があります。
 
②自分の気持ちを喜びの方向で伝える。
注意をするのではなく、自分の気持ちを喜びの方向で伝えることで、相手に与える不快感が軽減されます。
例えば、相手が遅れて仕事に戻ってきたときに「戻ってきてくれて良かったー!仕事が増えて大変だったよ~!」など。
自分の存在が必要なんだと感じて、仕事に早く戻ろうという意識が芽生えるかもしれません。
 
③相手に寄り添う言葉がけをする。
相手に何かの事情があるという前提で、寄り添うような言葉がけをします。
「仕事に戻ってくる時間が遅いけれど、何かあったの?大丈夫?」など。
寄り添うことで、相手との関係性は近くなります。
人は、自分に寄り添ってくれる人に対して迷惑をかけないようにしようとします。
事情があるなら、あなたに打ち明けてくれるでしょう。
 
相手が、少なからず罪悪感を持ちながら仕事の席を離れているとしたら、あなたからのアプローチで何かしら変化があるはずです。
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もし…。
相手は、あなたに仕事の負担がかかっていることを分かっていながら、意図的にサボっているとしたら?
残念ですが、どんなアプローチをしても何も変わらないでしょう。
それは、例え「注意」をしたとしても同じこと。
 
しかし、何も変わらない状況に対して、ネガティブな気持ちを持ち続けることは避けてほしいと思います。
同僚の仕事までフォローするあなたは、責任感と能力があり、成すべきことを疎かにしない誠実さがあります。
あなたの素晴らしい性質をネガティブに囚われて失ってほしくはありません。
ですから、基本的な心構えとして、あなたは、あなたの目の前にある成すべき仕事を淡々とこなすこと。
時給制の派遣であっても、あなたの仕事ぶりは周囲が必ず評価しますよ。
 

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