こんにちは。SUN&MOON 柳瀬更織です。
今回は、30代IT系の方から、こんなご相談をいただきました。
<お悩み>
先日、隣の部署の同僚(男性)が、私のクライアントの仕事を横取りしていたことがわかりました。そのクライアントは会社にとっても大口のクライアントなので、波風を立ててはいけないと思い、そのままにしています。
結局は会社全体の業績につながりますし、クライアントからするとどの部署で受けるかは関係ないですし。でも、そのクライアントとの関係を深めてきたのは私でした。
同僚のことは信頼していただけに、私に隠れて契約を進めていたことに怒りを覚えます。どう気持ちを切り替えればいいのでしょうか…。
(30代/IT系)
競争社会の典型ともいえる出来事ですね。
とても悔しい思いをしたことでしょう。
「憎まれっ子、世にはばかる」ということわざがありますが
この世に存在する「憎まれっ子」は二通りあるようです。
ひとつは、人間関係をうまく操作してズル賢く立ち回り、良い人のフリをしながら人の信頼をも利用する腹黒い人物。
慎重型な人ではありますが、狙いは自分の地位や手柄です。
もうひとつは、他者の気持ちや行動は全く見ておらず、自分のことしか考えていない自己中心的な人物。
悪意はない直感型な人で、狙いがあるように見えて、実はありません。
どちらも、社会的地位を築きあげていくだけの実力があります。
共通しているのは「他人のことは考えない」ということかもしれません。
あなたの同僚は、前者であると思います。
契約を秘密裏に進めている同僚は、当然、あなたがクライアントとの関係を繋いできたことを知っているでしょうし、裏切り行為であることは承知の上でしょう。
人の畑に忍び込んで、他人が必死に育ててきた作物を勝手に収穫するというような行為は、競争社会の中で大なり小なり存在します。
「誠実」や「信頼」が成り立たない社会には、本当に落胆を覚えますね。
やりきれない空しさを感じます。
でも、泣き寝入りはしなくて良いのですよ。
同僚は、あなたにどう思われようと構わないわけですから、あなた自身も同僚にどう思われようと堂々としましょう。

あなたは、同僚に仕事を横取りされたことよりも、信頼を裏切られた怒りの方を強く感じていると思います。
でも、会社の利益としては、クライアントとの契約を成功させる必要があります。
そのどちらも、同僚に堂々と宣告して良いのです。
「私とクライアントが繋いできた信頼関係に、あなたがズケズケと土足で入ってきたことに怒りを感じていますが、土足で上がり込んだからには契約は必ず成功させてください。失敗は許しません。」など。
伝えた時点で、仕事上のライバルとしての宣戦布告となり、同僚とあなたは、ただの仕事仲間ではなくなります。
しかし、それは、あなたが今後の仕事を精力的にこなしていくためにも必要なことではないかと思います。

そして、もうひとつ。
あなたが関係を作ってきたはずのクライアント側も、同僚のズル賢さは知っていると思います。
それでも同僚との契約を進めているのは、信頼関係よりも利害関係が優先であるからでしょう。
確かに、横取りされた悔しさはありますが、利害関係を優先するクライアントは同僚に譲って下さい。
あなたの信頼の強さと真っ直ぐな誠実さは、必ず、誰かが見ています。
あなたとだからこそ、契約をしたいというクライアントがあらわれます。
本物の信頼で結ばれた契約は、何があっても絶対に揺らぎませんよ。
自分を信頼して、あなたのやり方で、仕事を全うして下さい!
仕事の悩み「人の仕事を横取りする同僚。どうしたら?」